『博士が愛した数式』についての戯言 博士の真摯さに感動?
こんにちはこんばんは!
今回は『博士が愛した数式という本について少しばかり書いていきたいと思います。
この本は、第一回本屋大賞に受賞され、映画化もされた小川洋子先生が書かれた本です。文体がとても優しく書かれており、小川洋子先生の人柄の良さがとても伝わります。表紙もとてもかわいらしいですね。
この本は、家政婦の私と私の息子(ルート)と博士の日々を綴った本です。
この博士はある理由で八十分しか記憶が持ちません。なので、博士にとって主人公である私は毎回初対面です。
博士は私と出会う度に名前を聞くのではなく、電話番号や郵便番号や出生体重を聞くのでした。そして、その数字を聞くとその数字に秘められた事柄を決まって言うのです。
この本では幾度も数学の話題が出てきます。友愛数だったり、双子素数だったり、三画数であったり。そういうものを知ることで普段何気なく見る数字が急にただの数字とは思えなくなりました。
この本で出てくる博士は数字を友達と言うほど、数字を愛しています。中でも博士が最も愛したのは素数でした。この本の中で素数は大きな意味を持ちます。
僕も初めてこの本を読み終わった後、博士の真摯な愛に感化されて、素数をひたすら紙に書いたのを覚えています。
この本を語るうえで欠かせないのはオイラーの等式です。みなさんはこの等式をご存知でしょうか。この等式は1748年にレオンハルト・オイラーが発見した世界で最も美しいと言われている等式です。この等式を簡単に説明すると、ある三つの数字を掛けて、その数字に1を足すと0になるというものです。これが、なぜ美しいと言われているかというと、全く関係の内容に見える三つの数字が綺麗に収まることです。
気になったら是非調べてみてください。
また、野球に関することも大変関わっているので、野球に詳しい方なども楽しめるかなぁと思います。その野球と数字がまたいろいろ関わってくるのです。
僕は数学が苦手でした。計算ミスばかリし、そのたびに嫌になったのを覚えています。そんな僕ですが、この本を読んだことで少し数学に興味を持ったのを覚えています。
なので、数学が苦手な人も野球に興味ない人でも全然楽しめると思うのでぜひぜひ読んでみてください。
それでは。